山福田地区について

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山福田地区の紹介

山福田地区は世羅町の北西部に位置し、農業が主体となる地区です。農事組合法人が二つ有り、稲作を中心に運営しています。

地区内を流れる山福田川には多くの「ホタル」が飛び交い、河川美化啓発や、町外から参加もある「蛍まつり」が行われています。

山福田地区振興協議会は、1980年(昭和55年)4月1日に設立され、6つの振興会組織で運営されています。地域・農業・高齢化等あらゆる問題、課題に取り組み住み良い地域づくりを目指そうと検討を重ねています。地域が支えあい、お互いの人権を尊重して、安心して住みよい地域づくりを目指しています。

主な活動

スポーツ大会

年に2回、グラウンドゴルフ、カローリング、モルックなど誰でも参加可能なスポーツの大会を行っています。

蛍まつり

毎年6月に開催するお祭りです。
自治センターを会場にして、地元青年会のバザーや、女性部の野菜の即売会があります。
祭りのメインイベントはウォーキングです。片道2kmを歩いて蛍の絶景スポットを目指します。

納涼の夕べ

8月のお盆には、盆踊り大会を開催しています。
大道芸や演歌歌手のステージがあり、地域住民の踊りやビンゴ大会など大いに盛り上がります。

敬老会

9月は敬老会を開催しています。

防災訓練

10月は防災訓練を実施しています。
地域住民の生命、財産を守る大切な訓練です。

新春健康ウォーキング

1月2日に地域の皆でウォーキングを行っています。
山福田地区の住民はこのウォーキングで一年をスタートします。

世羅西駅伝

1月に開催する「世羅西駅伝」のスタート地点は、山福田自治センター前です。山福田は「世羅西駅伝」を応援しています。

文化財等

県指定文化財

山中福田八幡神社のウラジロガシ

大字山中福田字大迫の山中福田八幡神社叢(そう)にある県内第一位のウラジロガシの巨樹で、樹高約25m、胸高周囲は5.3mある。昭和30年1月31日指定。
付近には多くのカシの巨木が林立し、老フジが高く巻きついて、社叢としていの偉観を呈していいる。

引用元:世羅西町誌

平成3年9月、広島県を襲った台風19号で「ウラジロガシ」は傷んでしまい
残念ながら県指定文化財から解除されてしまいました。

町指定文化財

山中福田八幡神社のムクロジ

このムクロジの木は山中福田八幡神社社拝殿東側にあって樹勢も盛ん。毎年多くの実をつけており、近郷まれな巨木である。この神社境内には県指定のウラジロガシなど巨木が多く、神社の荘厳さを深めている。

引用元:世羅西町誌

さよなら長寿つばき

県指定文化財だった「山中福田の椿」

この椿は県内一の珍しい巨木で、樹齢1400~1500年と推定した東京都の椿研究家影山鹿造氏が、「世羅西町長寿椿」と名づけた。同氏によると、日本でも珍しい世界的天然記念物で、保護育成に努め大いに活用するようにと評価され、町では昭和59年に「町の花」に選定した。
小高い丘に立つこの椿は、十数本の小枝を張り、キノコ状に生い茂り、今なお長寿を誇っている。樹下には五輪石塔が多く墓地と思われるが、土地の人の話によると、むかし戦いに敗れ逃れた武士の墓とも伝えれている。しかし、最近の調査研究では山中福田一分地頭富部氏及びその一族の墓といわれる。

引用元:世羅西町誌

1989年頃から樹勢の衰えが確認されていました。世羅町は枝を柱で支えたり、樹木医の診察を受けたりと、復活に努めてきましたが、2016年11月、誠に残念ながら「長寿つばき」の寿命が尽きてしまいました。
しかし、根からヒコバエが成長してきており、遺伝子を後世につないでいきたいと世羅町は考えています。

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